つくも診断32種類

つくも診断の性格タイプ

扇の付喪神

場をあおいで畳む人

MOFKH

その場の空気に合わせて風を送り、潮どきを見て場を畳みます

おうぎタイプは、その場の空気を読んで風を送り、頃合いを見て場を畳む人です。盛り上げるのも、そっと終わらせるのも、同じ一本でやってしまいます。人の集まる場所で、いちばん自然に動けるのがこの人です。

特徴は、押さないことです。号令をかけて人を動かすのではなく、風を送って気持ちを向けさせる。だから動かされた側に、動かされたという感じが残りません。気がついたら全体が同じほうを向いている、という運び方をします。

おうぎタイプの長所

重くなった場を軽くするのが早く、人の気持ちが動く合図をつかめます。引き際のきれいさも、このタイプの持ち味です。

おうぎという道具

折りたたむおうぎは、日本で生まれた道具です。平安時代、木の板をつづったおうぎがはじまりで、そこから紙を貼ったおうぎ変わっていきました。あおいで涼むだけでなく、舞でも、能でも、落語でも使われます。開けば風を起こし、閉じれば一本の細い棒になります。

この道具が面白いのは、閉じた姿も役のうちだという点です。ずっと開いているものではありません。開いて、あおいで、閉じる。その一連が形になっています。おうぎ当てられたのは、場を温めることと、場を終わらせることを一人で担える身のこなしが、ここに重なるからです。

扇が使われている場面

おうぎタイプは、人からどう見えているか

「あの人がいると場がまわる」と言われます。初めて会う人どうしが並んでいても、しばらくすると会話が起きている。誰かが黙っていれば、そこへ話を振る。全体を見ながら、風の向きを少しずつ変えているのが外からも分かります。

もう一つよく言われるのが「終わらせ方がうまい」です。盛り上がった場をだらだら続けない。ちょうどいいところで、角を立てずに畳める。飲み会でも、打ち合わせでも、帰り際の気持ちがいい人として覚えられます。

ただし、風を送る側に回るのが自然なので、自分の話をした記憶が相手に残りにくいという面もあります。場は温まったのに、本人が何を考えていたかは誰も知らないまま終わる。何度も同席した人が、あとになって「そういえば聞いたことがなかった」と気づくことがあります。

おうぎタイプがよく言う言葉

  • 「そろそろ切りましょうか」
  • 「今の、みんなどう思いました?」
  • 「一回、空気変えましょう」
  • 「いい終わり方でしたね」

よくある読み違い

「調子がいい人」と見られがちですが、その場に合わせているのは合わせられるからであって、意見がないからではありません。風の向きを読むには、誰がどう思っているかを一人ずつ見ている必要があります。読んでいないと、あおぐ方向を違えます。

もう一つは「気配りの人」という読み違いです。近いようで少し違います。この人がやっているのは一人ずつへの気配りではなく、場という一つのかたまりの扱いです。だから一対一の長い付き合いより、人が何人か集まったときのほうが持ち味が出ます。

子どものころのおうぎタイプ

教室の空気に敏感な子でした。誰かが落ちこんでいると、真っ先に気づく。けれど正面から励ますのではなく、別の遊びに誘って、いつのまにか元気にしているやり方をしていました。

お楽しみ会の進行役を頼まれることが多かったはずです。盛り上げるのもうまいのですが、それ以上に終わりの時間どおりに終わらせられるのが、先生から重宝された理由でした。

記号「MOFKH」の意味

5つの性格の軸それぞれについて、どちら寄りかをアルファベット1文字で表しています。

  • 行動の始め方

    まずやってみるM

    考えるより先に体が動きます。やってみてから直すほうが早いタイプです

  • 人との関わり

    たくさんの人とO

    いろいろな人や場所へ出ていきます。会う人が多いほど元気が出ます

  • 周囲への合わせ

    まわりに合わせるF

    その場のやり方に自分を合わせます。もめごとになりにくいタイプです

  • 物事の進め方

    決めて終わらせるK

    ここまでと区切りをつけて片づけます。終わらせることが得意です

  • 判断の決め方

    気持ちで決めるH

    周りの人がどう感じるかを先に考えます。人がついてきやすいタイプです

おうぎ「決め手のグループ」

外に向かって働きかけ、物事を前へ進めるタイプです。話を動かし、判断に区切りをつける役割を担います。

おうぎは、話を動かして判断に区切りをつける決め手のグループに入っています。同じグループのはさみが切って分けるのに対し、おうぎ切らずに畳んで終わらせます傘が雨から人をかばうのに近いようでいて、おうぎ守るのではなく動かす側です。

人が集まる場所ほど力が出ます。逆に、一人で黙々と進める仕事や、相手が一人だけの場面では、あおぐ相手がいないぶん手持ちぶさたになります。

同じグループのタイプ

おうぎタイプと合いやすいのは

相性は、「人との関わり方」と「物事の進め方」で役割が分かれているほど高く出ます。外へ出る人と手元を持つ人、終わらせる人と続ける人。同じ側どうしよりも、分かれているほうが組みやすいためです。おうぎタイプと組みやすいのは「手入れのグループ」でした。

手元で積み重ねながら、丁寧に整えていくタイプです。続けることで、物事を着実に形にしていきます。

※ 下のほうに出るのは、似ているグループです。得意なことが重なるぶん、同じところで手が止まりやすい、というだけの意味です。合わない相手ではありません。

※ ここからは、この人と働く方へ向けた内容です

おうぎタイプと一緒に働くとき

場の空気を読む力を、そのまま仕事として頼れます。誰が納得していないか、どこで止まりそうかを、会議のあとに聞いてみてください。かなり細かいところまで見えています。

気をつけたいのは、この人自身の意見を聞く機会が作られにくいことです。場を回す側に立つので、自分の考えを言う順番が回ってきません。一対一の場を一度作って、そこで聞くと出てきます。

頼み方としては、人が集まる場面を任せるのが合っています。逆に、一人で黙って進める長い作業を渡すと、持ち味が使えないまま時間だけが過ぎます。

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